2014-04-16 第186回国会 衆議院 内閣委員会 第13号
やはり、もっと踏み込んで取り締まりも強化していただきたいですし、この間ニュースで見ましたけれども、にせ米ドル札の物すごい精巧なものができていたりとか、公文書偽造とか、こういうものというのは今どんどんどんどんハイテク化して、取り締まるのも大変だと思いますけれども、その分しっかりと知識を蓄えていただきまして、強化をしていただかないといけないというふうに思います。
やはり、もっと踏み込んで取り締まりも強化していただきたいですし、この間ニュースで見ましたけれども、にせ米ドル札の物すごい精巧なものができていたりとか、公文書偽造とか、こういうものというのは今どんどんどんどんハイテク化して、取り締まるのも大変だと思いますけれども、その分しっかりと知識を蓄えていただきまして、強化をしていただかないといけないというふうに思います。
紙幣の歴史は偽造との戦いの歴史でもあり、最近の北朝鮮製と言われる偽造米ドル札スーパーKのように国や大規模な組織が関与したと思われるものを含め、偽造の事例には枚挙にいとまがありません。 一方で、我が国の紙幣製造技術は、精巧な偽造にも耐え得るように、外国では採用されていない高い精度を持ち、有事や国家的な規模での偽造や不測の事態にも対抗できるある種国防的な位置付けをされてきたと言われております。
先月の二十五日、アメリカの財務省、FRBが米ドル札の偽造に関する〇六年報告書というのを出しました。いわゆるスーパーノートですね。スーパーノートというのは、北朝鮮で偽造されていると言われています超精密な百ドル紙幣でしたかね、百ドル札だと思いますけれども、これが初めて、アメリカのFRBも含めて、北朝鮮政府が関与の下で製造され、流通しているということを初めて言及したわけですね。
そして、この犯罪収益の一部、米ドル札二億円相当と現金一億円が国内で押収されました。また、五十一億円相当の預金がスイスで凍結されました。これが二〇〇三年十一月ごろから二〇〇四年初めごろの状況です。このように巨大な資金の存在が浮かび上がってきて、果たしてこれをどうするかという問題に直面したわけです。
バンコ・デルタ・アジア銀行が北朝鮮の麻薬や偽造した米ドル札のマネーロンダリングに関与したのがばれてアメリカの金融機関が取引を停止し、マカオ政庁も口座を凍結したことは既に公表されています。同じような疑惑がアジア地域の大手の銀行にもささやかれているという情報がこのところしきりです。
次に、米ドルにつきましては、その国際流動性への供給は、米国の国際収支が赤字になる結果であり、米ドル札の増札、乱発を意味するものであります。したがいまして、米国の国際収支の赤字がふえ、米ドルの供給が増加しますればしまするほど、米ドルに対する信任、信用が低下する。逆に、そうしてかりに、米国の国際収支が改善して黒字になり、米下ルに信用が増すようになりますると、その結果は世界の国際流動性が不足する。